【おすすめ文庫】『遠すぎた輝き、今ここを照らす光』平山瑞穂

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みなさん、こんちには!
夏の紫外線のせいで、抜け毛の量がすごいことになってしまったAB夫です。

正直、僕は若者ではありません。そこそこのおじさんです。
でも、恋愛小説が好きです!

なかなか気持ち悪い告白をしてしまいました、すみません・・・。

さて今日紹介するお話しは、おじさんの大好きな少し大人の恋物語です。

十数年ぶりに再会する男と女。二人の時間は16年前に残されたまま・・・。

なるほど、これは焼けぼっくいに火がつく的な感じか???

くぅ~、それでは、あらすじをどうぞ!

月刊誌記者として働く小坂井夏輝、31歳。取材先で中学の同級生・瀧光平と再会する。かつて周囲を見下していた瀧を夏輝は疎んじ、片や誰彼なく優しくする夏輝を瀧は偽善者と嫌っていた。だが次第に夏輝は瀧が抱える痛みを、瀧は夏輝の葛藤を知るようになる。過去を受け止め、前を向いて歩くために、二人はある行動に出る。逃げたくなる自分の背中をそっと押してくれる、優しい物語。

遠すぎた輝き、今ここを照らす光 / 平山瑞穂 – amazon

犬猿の仲だった中学生が、16年後に恋をする?

中学生の頃、何かと衝突していた夏輝と光平は、中学卒業から16年後、偶然再会を果たします。
久しぶりの再会は懐かしく嬉しいはずなのに、二人は中学校時代のことを思い出して気まずい雰囲気に・・・。
しかし、夏輝と光平は仕事を通じてお互いのことを深く理解していきます。
夏輝は光平の石膏像制作への思いを尊敬し、特別な感情を持つようになり、光平も夏輝の昔と変わらない善意に満ちた態度に、少しずつ心を開いていく・・・。

普通、16年も経てば、昔のことなんか忘れて「おお~、久しぶり~!」なんて軽くできそうなもんなんですけどね。

それができないのは、二人にとって当時の事が、よっぽど大きな出来事だったってことなんでしょうねえ。

確かに昔の彼女に久しぶりに会ったりすると、ぎこちなくなりますよねえ。
何年経っていたとしても。

お、おお、、、ひ、久しぶり~~~・・・・(汗)みたいな。

でも、十数年ぶりに同級生に偶然再会するなんて憧れますよねぇ。

勝手に運命感じちゃいます!くぅ~~~~~~~~!

恋愛、仕事、家族、夢・・・。
二人の16年間は順風満帆ではなかった。

夏輝は仕事で失敗して、自分らしく全力投球できない。
また、過去に離婚を経験し、次の恋に向かう勇気が持てずにいます。

光平は夢をあきらめきれない自分と、折り合いをつけられない。
そして、自分の事を認めてあげられず、人の優しさを素直に受け入れることができません。

人間30年も生きていれば、二人が抱えているような悩みは、誰しも経験があるじゃないでしょうか?

仕事で悩むのなんて日常茶飯事だし、夢を持ち続けていたいと思うこともあるでしょう。

でも、そんな失敗や苦労があるから人は成長できるんでしょうねぇ。

金八も言っていたじゃないですか、

人は~悲しみが~多い~ほど~、人には~優しく~できるの~だか~ら~~~~♪ って。

夏輝と光平も色んな挫折を経験したからこそ、中学校時代の自分たちを振り返ることができました。

そして、素直に相手と向き合うことができたんです。

昔、いろいろあったから、今がある。

夏輝と光平は、16年かけて二人の間にある壁を取り払い、やっとスタートラインに立つことができました。

大人になった二人は共感できる部分があったんでしょうねぇ。

お互いに楽な人生では無かった。でも、今を精一杯生きている。

そして、その時間を共有することができた。

だから、二人の気持ちはひとつになったんだと思います。

まとめ

二人の恋物語に派手さは全くありません。

お洒落なところへ出かけることもないし、恋敵が現れて三角関係になったりもしません。

ただ、ずっと昔にこんがらがった気持ちの糸を、少しずつほどいていく。

そんな穏やかな気持の移り変わりが、読者の気持ちを暖かくしてくます。

女子はもちろんこと、いかつい男子にもぜひ読んで欲しい作品です。

AB夫がおススメします!!!

 

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