アニメ【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】ネタバレ感想|ギルベルト少佐の「愛してる」が知りたくて

動画アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』ネタバレ感想

今回ご紹介するのは、アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』です。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

 

アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、

戦争の道具として育てられたヴァイオレット・エヴァーガーデンは人間らしく生きることができなかった。それは人の気持ちが分からなかったから。
大戦の最後、上官であるギルベルト少佐が言った「愛してる」の意味を知るために、彼女は自動手記人形(ドール)になり手紙の代筆を始める。
様々な人との関わりの中で、彼女は人が心の中に秘めた想いに気づくようになり、少佐の言った「愛してる」の意味に近づいていく……

というお話です。

 

アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は一言で表すと「美しい作品」です。

ストーリー、キャラクター、音楽、町並み、自然、気持ち……全てが美しい。こんなにキラキラ輝いた作品は見たことがありません。

そして、なんと言ってもヴァイオレットちゃんが最高に美しい。

純粋で可愛くて強くて、でも最初は無表情で無感動でロボみたいに一点凝視で、でもでもそこが逆に気になって心配で助けてあげたくって、もーーーう! 大好きなんです。

 

アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、そんなヴァイオレットちゃんの成長物語。

人間らしく生きることができなかった一人の少女が、手紙を通して成長していく。

怒り、悲しみ、後悔、喜び、そして、別れ。いろんな人の心、気持ち、感情に触れ、ヴァイオレットちゃんは成長し、人間味豊かな女性へと成長していくのです。

 

アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の魅力4選!

アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の魅力4選!出典:アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』PV第4弾

アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の魅力を、

  1.  個性豊かな登場人物たち
  2.  主人公、ヴァイオレット・エヴァーガーデン
  3.  手紙が紡ぐ感動ストーリー
  4.  京都アニメーションの本気を見た!

の4つに厳選しました。

まずは、登場人物からご紹介しましょう。

 

〈魅力①〉
個性豊かな登場人物たち

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

ヴァイオレット・エヴァーガーデン出典:『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト

声 – 石川由依

物語の主人公。戦争の道具として育てられたため言葉も知らず、人間らしい感情を持っていなかった。

 

クラウディア・ホッジンズ

クラウディア・ホッジンズ出典:『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト

声 – 子安武人

CH郵便社社長。ライデンシャフトリヒ国陸軍の元中佐。ギルベルトとは士官学校からの友人。おっとり優しい。

 

ギルベルト・ブーゲンビリア

ギルベルト・ブーゲンビリア出典:『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト

声 – 浪川大輔

ライデンシャフトリヒ国陸軍の少佐。ヴァイオレットを預かり人として育てる。大戦最後の決戦で命を落とす。

 

カトレア・ボードレール

カトレア・ボードレール出典:『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト

声 – 遠藤綾

CH郵便社の自動手記人形(ドール)。胸元ザックリあいた服装……なぜ?

 

ベネディクト・ブルー

ベネディクト・ブルー出典:『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト

声 – 内山昂輝

CH郵便社の配達員。男子なのにかかとのあるブーツを履いている。おしゃれ。

 

エリカ・ブラウン

エリカ・ブラウン出典:『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト

声 – 茅原実里

CH郵便社の自動手記人形(ドール)。大人しい性格のメガネっ子。芯が強そう。

 

アイリス・カナリー

アイリス・カナリー出典:『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト

声 – 戸松遥

CH郵便社の自動手記人形(ドール)。ショートヘアでベタなちゃきちゃき娘キャラ。

 

ディートフリート・ブーゲンビリア

声 – 木内秀信

ギルベルトの兄で、ライデンシャフトリヒ国海軍の大佐。ヴァイオレットをギルベルトに渡した張本人。最初は嫌な奴、のち、ちょっと良いやつ。

 

〈魅力②〉
主人公、ヴァイオレット・エヴァーガーデン

②主人公、ヴァイオレット・エヴァーガーデン出典:アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』PV第4弾

タイトルが『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』って言うぐらいだからね、これが全てなんですよ。

つまり、『小公女セイラ』や『キャンディキャンディ』や『魔女っ子メグ』etc…。この辺と仕組みは一緒なんですね。

つまり、アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』はヴァイオレットちゃんに始まり、ヴァイオレットちゃんに終わるんです。

 

ヴァイオレットちゃんは悲しい生い立ちで、戦争の道具として育てられて、人間らしい心を持っていなかったんです。

それを変えたのがヴァイオレットちゃんの上官、ギルベルト少佐。

彼は大戦で命を失ってしまうんですけど、ヴァイオレットちゃんを道具として扱わずに人間として向き合い、本気でヴァイオレットちゃんを心配し、愛し、そしてこう言ったんです。

 

「生きなさい。そして、自由になりなさい」

 

と。そして、最後にかけた言葉が、

 

「心から、愛してる」

 

だったんです。

 

ヴァイオレットちゃんは、この言葉の意味を知るためにドール(自動手記人形)として働き始めます。

そこで多くの人たちと出会い、その人達が持つ悩みや想い、忘れられない過去、不安な気持ちなどに触れ、人間らしい感情を持つようになります。

そして、あの時ギルベルト少佐が言った「愛してる」の意味を知るのです。

その過程を、一部始終を僕たちは見るわけです。ヴァイオレットちゃんが一話ごとに成長し、感情や表情が豊かになって見目麗しい女の子に変わっていく様を見つめるわけなんですね。

 

〈魅力③〉
手紙が紡ぐ感動ストーリー

③手紙が紡ぐ感動ストーリー出典:アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』PV第4弾

手紙を書くことは想いを伝えること。
ヴァイオレットちゃんに代筆を頼むクライアントには伝えたい想いがあり、伝えたい相手がいる。

そこには物語が生まれます。

 

例えば、子供を亡くして生きる気力を失った小説家の代筆。

小説家の娘は生前、彼にこう言っていた。「いつかきっと湖の上を歩いてみせる。それをパパにみせてあげる」と。

娘の言葉を思い出した小説家は軽い気持ちでヴァイオレットにお願いすると、彼女は「了解しました」と湖の反対側に歩いていく。

(ウソだろ……)そう思う小説家をよそにヴァイオレットは全力で湖に駆け出し、葉っぱの上を一歩、二歩、三歩……と飛び跳ねるように湖面を舞う。

小説家はそこに亡き娘の姿を重ねる。彼女がしたかったこと、彼女の夢がかなった瞬間を今、目にしている。そして……彼は大きく泣き崩れ、ヴァイオレットにこう告げる、

 

「君は死んだ娘の『いつかきっと』を叶えてくれた。ありがとう。ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

 

 

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(泣)

 

 

例えば、未来の娘へ当てた手紙の代筆。

病気がちな母は、自分の命がもう長くないことを知り、一人残していく娘に手紙を送る。

娘の誕生日に届けられる手紙は50通を超える。残された短い時間の中で、母は必死に言葉をつむぎ、想いを手紙に込める。

娘は知っていた、母の命がもう尽きることを。自分がひとりぼっちになることを。

だから、少しでも母と一緒にいたかった。そばにいたかった。だから、ヴァイオレットと手紙を書いている7日間が嫌だった。母が誰に宛てたのかも分からない手紙を書いていることに寂しさを覚えていた。

娘はついに「手紙なんて届かなくていい」と泣きじゃくってしまう。そんな娘にヴァイオレットは優しく告げる。

「届かなくていい手紙なんて、ないのですよ」

そう言って、ヴァイオレットは娘をそっと抱きしめた。

 

母を亡くして最初の誕生日、彼女は知る。母の気持ちを。母が自分のことを心配し、愛してくれていたことを。

次の年も、そのまた次の年も、母からの手紙は彼女のもとに届き続けた。それは娘を想う母からの愛の贈り物……

 

 

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(泣)

 

 

とね、こんな感じで感動エピソードが満載です。

他にはね、幼いお姫様と年上の王子様との恋文の代筆とか、両親を亡くした兄妹が一歩前に踏み出すための手紙とか、天文台の……若い兄ちゃんが……悩んでて……まあ……その……けっこう色々あったよ!

もうね、毎回号泣確定よ。

特に親子ものはダメね。おじさん涙腺ゆるゆるだからすーぐに泣いちゃうの。

みんなも見るときはティッシュ用意したほうがいいですよ。絶対!

 

〈魅力④〉
京都アニメーションの本気を見た!

④京都アニメーションの本気を見た!出典:アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』PV第4弾

作画が素晴らしい! いや、これ、マジで! オープニングから全力で飛ばしてきてる。

人の瞳の微妙な色合い、山や森や湖などの自然の瑞々しさ、光の複雑な表現など、「神は細部に宿る」を地で行くような仕事っぷり。手抜きとはなんだ? と言わんばかりに、全身全霊全力全開で作画ってる。

シビレタ!

 

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の世界は本当に美しいんです。

時代や場所は架空のものだと思うんだけど、おそらくイギリスっぽい雰囲気で、時代は中世ぐらいかな(戦い方が古かった)。町並みとか洋服なんかもレトロで洒落てて非常に美しい。な~んか良い時代って感じがする。

ヴァイオレットちゃんが働くCH郵便社の建物も、レトロでいかつくてカッコいい。日本の大正ロマンの頃の建物みたいで、好きな人は惚れ惚れすると思う。

 

アニメの中では手紙をシーリングワックス(封蝋:ふうろう)で閉じてるんだけど、コレもまた趣があって良かった。

封蝋は17世紀ぐらいのヨーロッパでよく使用されていたんだけど、これが『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の時代背景がこの頃だってことを教えてくれてるよね。

 

それから、音楽もこの世界観に雰囲気を合わせてきてる。

クラシカルな曲で、オーケストラで演奏しました! と言わんばかりの重厚なBGM。それによって感情移入が半端ないことになる。グッと引き込まれたよ。

僕が好きだったのは、ちょっと緊張感があるシーンにかかる曲。

今から敵のとこに行くぞ! とか、ヤバイヤバイヤバイヤバイ! 敵に囲まれた! とか、あーーー! 敵、自爆するーーー! とか、だいたい戦闘シーン。

でだ、そこでバイオリンがせわしなく音を奏で、画面が否が応でもピリピリした雰囲気に包まれる。もうね、最高。気持ちがMAX盛り上がる。

 

とね、アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は京都アニメーションの本気を! 生き様を! 意地を! 存分に堪能できるのです。

ああ、京都アニメーション、ありがとう。同じ関西人として誇りに思うわ~。

てか、京アニのこと今まで知らなかったわ、ゴメンな!

 

アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』ネタバレ感想|まとめ

アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』まとめ出典:アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』PV第4弾

アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、今まで僕が見たアニメの中でも5本の指に入るほど素晴らしい作品でした。

「お前のベスト5とか知らねえよ!」とか言わないでね。あと、「他の4つは何ですか?」とか野暮なこと聞かないでね。

 

結局ね、やっぱりさ、このアニメってヴァイオレットちゃんが全てなんだよね。

見る人は全員、彼女に感情移入して。一緒に泣いて笑って悩んで苦しんで喜んで。そして彼女の心を理解する。

そんな疑似ヴァイオレット・エヴァーガーデン体験をするのがアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の醍醐味なのだ!

 

もうね、僕は最初から最期まで、ずーーーっとヴァイオレットちゃんのことが好きだったから。誰がなんと言おうと一番だから! 日本一だから! 世界一だから! 宇宙一だもんね!

毎回毎回、我が子を思う父親のような気持ちで見てましたから。子供の成長を喜ぶ眼差しになってましたから。

 

大きくなったなあ……

 

パパとはもう、

 

遊んでくれないんだなあ……

 

ぐらいの寂しさを感じるわけです。

では!