なぜ…?155人の命を救った英雄が容疑者に…!?『ハドソン川の奇跡』映画の感想|極限状態で下した機長の判断は正しかったのか?

映画『ハドソン川の奇跡』感想

スポンサーリンク

 

こんにちは、AB夫(えびお)です。

今回ご紹介するのは、映画『ハドソン川の奇跡』です。

 

 

 

まずはあらすじをどうぞ。

2009年1月15日、真冬のニューヨークで、安全第一がモットーのベテラン操縦士サレンバーガー機長(トム・ハンクス)は、いつものように操縦席へ向かう。飛行機は無事に離陸したものの、マンハッタンの上空わずか850メートルという低空地点で急にエンジンが停止してしまう。このまま墜落すれば、乗客はおろか、ニューヨーク市民にも甚大な被害が及ぶ状況で彼が下した決断は、ハドソン川への着水だった。

ハドソン川の奇跡 / Yahoo! 映画

 

 

主な登場人物(キャスト)

チェスリー・“サリー”・サレンバーガー(トム・ハンクス)

チェスリー・“サリー”・サレンバーガー(トム・ハンクス)出典:『ハドソン川の奇跡』予告

USエアウェイズ1549便機長

 

ジェフ・スカイルズ(アーロン・エッカート)

ジェフ・スカイルズ(アーロン・エッカート)出典:『ハドソン川の奇跡』予告

USエアウェイズ1549便副機長

 

チャールズ・ポーター(マイク・オマリー)(左)

チャールズ・ポーター(マイク・オマリー)とベン・エドワーズ(ジェイミー・シェリダン)出典:『ハドソン川の奇跡』予告

国家運輸安全委員会の調査員

 

ベン・エドワーズ(ジェイミー・シェリダン)(右)

チャールズ・ポーター(マイク・オマリー)とベン・エドワーズ(ジェイミー・シェリダン)出典:『ハドソン川の奇跡』予告

国家運輸安全委員会の調査員

 

エリザベス・デイヴィス(アンナ・ガン)(左)

エリザベス・デイヴィス(アンナ・ガン)出典:『ハドソン川の奇跡』予告

国家運輸安全委員会の調査員

 

 

映画『ハドソン川の奇跡』の見どころ

映画『ハドソン川の奇跡』は実話を元に作られています。

USエアウェイズ1549便のハドソン川への不時着水は実際に起こった出来事です。

僕も当時のことを何となく覚えていて、おお、、、スゲーな…、ぐらいに思ってました。

 

で、その事故を、あのクリント・イーストウッドが映画化。

クリント・イーストウッドと言えば『硫黄島からの手紙』『父親たちの星条旗』など、メッセージ色の強い作品が有名ですね。

メッセージ臭がプンプンする作品ばかりです。

 

今回クリント・イーストウッドが扱った題材は、あのUSエアウェイズ1549便の不時着水

つまり、この『ハドソン川の奇跡』も当然、何かしらのメッセージが込められているのです!(たぶん…)

 

というわけで、クリント・イーストウッドの思惑も考えつつ、感想とか書いていきます。

 

よろしく!

 

 

英雄から犯罪者!? サレンバーガー機長の苦悩

サレンバーガー機長、超かわいそう…

辛かっただろうねえ。

 

・・・・・・・

 

何があったかって?

 

疑われたの、「おまえ!何やってんだよ!ハドソン川じゃなくって、近くの空港に降りれたじゃないか!」って。

事故の後、いろんなデータを使ってシュミレーションしたら、近所の空港に引き返しても大丈夫だったっていう結果が出たんだよね。

それで怒られてんの、機長は。

 

で、国家安全運輸委員会っていうところの調査員が出てきて、機長にいろんな事聞くわけさ

 

「睡眠時間はどうでしたか?」とか

「お酒は飲みましたか?」とか

「家族関係はどうですか?」とか

 

最後の質問とかひどいよね、プライバシー侵害だよ、おもいっきり。

 

そっからはもう完全に容疑者扱い。

犯罪者を見る目だよ。ホントにひどい!

 

国家安全運輸委員会の調査員はいろんなデータを使って機長のことを疑ってかかるの。

「あんたが故障したって報告したエンジンが、実は動いてましたけどーーー、どういう事ですかーこれはーーー???」とか言って。

 

そうなると機長も「あれっ?」てなるじゃん。

 

・・・・・・・

 

あれ?本当は戻れたりした?

 

もしかして、サッと引き返してれば最寄りの空港にザーって降りれたんじゃない?

 

サッ、ザーーー、チャッ、ってできた!?

 

あー、やっちゃったかなあ…、これ、やっちゃった?

 

うーーーーわ、うーーーーわ、どうするーーー???

 

・・・・・・・

 

って疑心暗鬼になって、精神的にギリギリまで追い詰められて、幻覚見えるようになっちゃう。

飛行機がニューヨークの町中に落ちる幻覚を。

 

これ、もう末期だね、末期。

辛すぎて現実逃避が始まってる。

同僚が呼ぶ声も聞こえないで目の前に幻覚ドーーン!です。

 

怖いよねえ。

良かれと思ってやったことが、変なふうに取られちゃって犯罪者扱いだもん。

飛行機っていう、たくさんの人の命を載せて空を飛ぶものだから、そりゃー厳しく調べたり、ルールが決まってたりするんだろうけど…

 

にしても杓子定規だよね、国家安全運輸委員会の皆さんは。

事故時の対応はマニュアルで決まっていた、とは言え最後の決断は人間がするでしょ。

だから間違いだって起こるし、逆にイレギュラーな事にも対応できる。

イレギュラーな事への対応って大事よー。応用って言ってもいいかもね、応用。

 

今回のUSエアウェイズ1549便は、まさにイレギュラーな事故。

急に鳥がドーーーン!だから。

エンジンに鳥がドーーーン!で、エンジンが2つともバーーーン!っていう恐怖。

機長は町中ドーーーン!ってなるのを避けるために、ハドソン川に降りるっていう超イレギュラーな決断をする。

 

この判断ができたのは機長の経験だよね。

経験があってのマニュアルを超えた判断。そして、奇跡の不時着水。

 

しかし、サレンバーガー機長は経験豊富で自分で判断できたからこそ、苦しむことになったんだよねえ…

なーんか、やりきれないね…

 

 

客室乗務員の対応がすごかった

たとえば飛行機がヤバイってなったら、機長でも副操縦士でもCAさんでも焦るよね。

人間なんだから『恐怖VS冷静』みたいなのが繰り広げられるでしょ。

 

・・・・・・・

 

冷静優勢、冷静優勢です。このまま冷静勝つか?さあ一気に冷静決めるか?

 

ああっと!ここで恐怖が反撃!今まで力を出し惜しみしていたのか、ものすごい勢いで恐怖が盛り返してくる!

 

恐怖強い、恐怖強い、土俵際、恐怖一気に押し込んだーーー!

 

決まったーーー!

 

恐怖見事な押し出しー!恐怖勝ったー!逆転勝利!恐怖の逆転勝利です!

 

・・・・・・・

 

みたいなこと。

 

でも、USエアウェイズ1549便に乗っていた客室乗務員たちはスゴかった。

もうね、冷静。

They are COOL !

冷静と恐怖が戦ってる感じが全くしない。

 

CAさんなんて鳥がドーーーン!ってなったのを機長に聞かずに察知したからね。

「あ、鳥、ドーーーン!きたな」って。

「鳥、ドーーーン!からの、エンジンバーーーン!だな」まで察しちゃう。

 

そっからの対応が早いわけよ。

すぐに乗客にシートベルト締めさせて大人しくしといてもらって、自分たちも座って待機。

 

いよいよ飛行機がヤバくなってきて、機長が「衝撃に備えて!」なんて機内アナウンスした日には、みんな一斉に「頭を下げて!」の大連呼。

でも、冷静よCAさんは。乗客の事しっかり見てるから。

目ギラギラさせて「悪い子はいね~か~」って確認する。

 

これ、訓練されてるとは言えスゴイよね。

「スゴイ!スゴイ!」連呼して語彙がやばすぎるけど、「スゴイ!」が一番しっくりくる。

タフとか冷静とかクールとかマーベラスとかアンビリーバボーとか、よく分かんない褒め言葉いっぱい出てくるけど、スゲー意外しっくりこないの。

それ意外出てこないのよ、あの状況で冷静に対応できたCAさんを見てると。

 

つまり、

 

CA is SUGEEEE !

 

ね。

 

 

機長の対応も良かった。

何がいいって乗客のことを一番に考えてるのがいい。

 

ハドソン川に無事に不時着水した後、飛行機の中に水がドンドン入ってくるから、みんな外に避難しなきゃいけない。

そりゃーもう機内はてんやわんやですよ。

押し合いへし合いする人、我先に脱出したい人、水が!水が!水がーーー!って騒ぐ人、色んな人がいるわけ。

 

そんな人達に冷静に対応して脱出口を教えてあげたり、外は寒いからって乗客の誰かの上着を取って渡したり、水が入ってヤバくなってる後ろの方まで行って残っている人がいないか確認したり、最後まで機内に残って救助作業を続ける。

「こりゃもう本当にヤバイよ!」って副操縦士が声をかけるまで、機長は機内を見回り、残ってる乗客がいないか確認する。

 

みんな無事に救助され、病院に行って検査を受けてる時に同僚がやってきて「生存者は155人だった」って言う。

それを聞いて、機長はやっとホッとするの。

死者が一人も出なかったことを聞いて、やーっと安心できた。

 

ずーっと心配してたんだね。乗客のこと。

もしかしたら、機内に取り残された人がいたかもしれない。

もしかしたら、川で溺れてしまった人がいたかもしれない。

もしかしたら、もしかしたら…

 

そんな風にずーーーっと乗客のこと考えてるなんて…

 

 

・・・・・・・

 

 

あんた、

 

 

ええ人やね!

 

 

155人全員が無事生還という『ハドソン川の奇跡』の裏側には、機長の的確な判断や操縦技術だけはなく、客室乗務員たちの冷静な対応と、乗客の事を一番に考える意識があったんですねえ。

 

サレンバーガー機長は自分が英雄扱いされることを嫌ってこう言います。

「自分は英雄なのではない。155人が全員無事生還できたのは副操縦士やCA、そして救助に当たった海上警備隊やNY市警のみなさんのおかげだ」と。

 

 

・・・・・・・

 

 

やっぱり

 

 

機長、あんた

 

 

 

ええ人やわ!

 

 

映画『ハドソン川の奇跡』まとめ

映画を見終わった後「これが実話だったんだなあ~」って思うと、機長、副操縦士、CAさんたちのスゴさに身震いしてしまいます。

あ、またスゲーって言っちゃった。ゴメンね。

でもね、ホントこの一言に尽きるんだよね。

 

『ハドソン川の奇跡』って言われてるけどさ、奇跡って偶然起こるもんじゃん。

でも、この事故で起こった奇跡は偶然じゃなくて、人間が意思を持って行動した結果。

つまり、強い意志を持って行動すれば奇跡は起こせるってこと。

それをサレンバーガー機長達は見せてくれた。

 

これがクリント・イーストウッドの言いたかったことかな…と思う。

 

 

どうですか?

イーストウッドさーん!

 

正解ですか?監督さん!

 

 

ま、間違ってても知っちゃこっちゃないけどねwww

 

では!

 

 

スポンサーリンク