死をテーマに、かけがえのない世界を描く『世界から猫が消えたなら』映画の感想

映画『世界から猫が消えたなら』感想

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こんにちは、AB夫(えびお)です。

今回ご紹介するのは、映画『世界から猫が消えたなら』です。

 

 

 

まずはあらすじをどうぞ。

ある日、余命いくばくもないごく平凡な30歳の郵便配達員(佐藤健)の前に、自分と同じ容姿を持つ悪魔(佐藤健)が出現する。その悪魔は、彼の身の回りの大切なものと引き換えに一日の命をくれるというのだ。次々と電話や映画や時計などが消えていく中、彼は初恋の女性(宮崎あおい)と再会し、共に過ごした日々を振り返る。

世界から猫が消えたなら / Yahoo! 映画

 

 

主な登場人物

僕/悪魔(佐藤健)

僕出典:youtube 映画『世界から猫が消えたなら』予告

郵便局に務めている。ある日頭痛に襲われ病院で診察してもらうと、悪性の脳腫瘍で余命わずかだと診断される。

 

彼女(宮﨑あおい)

彼女出典:youtube 映画『世界から猫が消えたなら』予告

『僕』の元彼女。映画館で働いている。彼女からの間違い電話で知り合い、付き合い始める。『僕』の『母』とも仲が良く手紙を預かっていた。

 

ツタヤ(濱田岳)

ツタヤ出典:youtube 映画『世界から猫が消えたなら』予告

親友。大学の同級生。レンタルビデオ屋で働き映画オタク。『僕』にビデオを貸すことで二人の関係は永遠に続くと信じていた。

 

母(原田美枝子)

母出典:youtube 映画『世界から猫が消えたなら』予告

『僕』の母親。故人。僕が拾ってきた猫をかわいがっていた。病魔(癌?)に襲われ病床に付す。

 

父(奥田瑛二)

父出典:youtube 映画『世界から猫が消えたなら』予告

『僕』の父親。時計店を営んでいる。昔気質の職人らしく無口。『母』が亡くなる時にもある時計を修理していて、臨終に間に合わなかった。

 

キャベツ(猫)

キャベツ出典:youtube 映画『世界から猫が消えたなら』予告

『僕』が飼っている猫。キャベツは二代目で、初代の猫は『レタス』。

 

 

映画『世界から猫が消えたなら』の見どころ

僕、猫好きなんだよね。

実は家で猫を飼ってます。

もうだいぶおじいちゃんで16歳。

老い先短いかもしんないから、これからの時間を大切にしようと思ってます。

 

・・・・・

 

・・・・・

 

って、自分の猫話しとかどうでもいいわ!

 

 

映画『世界から猫が消えたなら』って猫の話かと思ってたら違ったみたい。

猫は出てくるけど大事なのはそこじゃない。

 

話のポイントは『自分の大切なものが消えたなら』ってとこ。

 

悪性脳腫瘍で余命わずかな『僕』は、『悪魔』に大切なものを1つ消される代わりに命を1日伸ばしてもらう。

大切なものが消えてしまうと、それにまつわる思い出や記憶も消えてしまう。

 

『僕』の大切なもの、『電話』『映画』『猫』

大切なものそれぞれに大切な人との思い出があって、『僕』は1日命を先延ばしにするたび何かを無くしていく。

 

その中で『僕』は「この世界はかけがえのないものでできているんだ」ということに気付いていくってお話。

 

では、『電話』『映画』『猫』が消えていく、それぞれのエピソードを見ながら感想とか書いていきます。

よろしく!

 

 

電話が消えたら、元カノとの思い出が消えた

電話にまつわるエピソードは『彼女』とのお話。

ある日、『彼女』からの間違い電話がきっかけで2人は知り合い、付き合い始めた。

 

『彼女』役には宮﨑あおいちゃん。

 

 

・・・・・

 

なんと…

 

僕が…

 

世界で一番好きな女優さんは…

 

・・・・・

 

・・・・・

 

あおいちゃんでしたーーー!

 

ということで、宮﨑あおいちゃんが出てるだけで『世界から猫が消えたなら』は見る価値ありです!

 

 

メンゴメンゴ、マジメにしまっす!

 

 

何が良いって2人の関係がいい!

 

2人はもう別れちゃって『彼女』は元カノで、久しぶりに『僕』から電話をかけて会ったから、スゲーギコイ。

でも、付き合ってるときの関係がそうだったのかな、『僕』はあんまり喋んなくて『彼女』がよく喋る。

そうやって昔のような時間を過ごしていくうちに、昔話とかしたりして、だんだん元の二人に戻っていく。

 

そうするとね、二人ともいい表情するんだ。

ちょっとはにかんだような懐かしいような笑顔。

少し気の強い『彼女』に、大人しめの『僕』ってのが良い!

本当の元恋人みたいな雰囲気が出てた。

 

あおいちゃんの今カレってV◯の◯田くんでしょ?

それよりも佐藤くんのほうが合ってんじゃんって思えた。

その方があおいちゃん、幸せになれんじゃない?

 

・・・・・

 

これ、おじさんの希望ね。

 

 

『悪魔』が世界から電話を消すと、『彼女』との思い出はすべて消えてしまいます。

 

世界から電話が消えてから彼女が務める映画館に会いにいくと、『彼女』は『僕』の事を忘れてた。

二人が出会い付き合った事実が綺麗さっぱり無くなってたの。

 

・・・・・

 

これ切なーーーい!

 

 

映画館のチケット窓口から『僕』を見る『彼女』の顔たるや!

 

「え、誰っすか?」

 

みたいな!

 

 

男子は昔の彼女の事をずっと好きだけど、女子は元カレの事なんて微塵も気にしないって聞いたことある?

それ知った時、「女ってこぇぇぇぇ…」って思ったけど、それ以上に、完全に忘れさられるのは…

 

・・・・・

 

マジつれぇ!

 

 

世界から電話が消えたなら、『彼女』との美しい思い出は無くなって、不審者を見るような目で見られるのでした…。

 

 

映画が消えたら、親友との絆が消えた

映画にまつわるエピソードは『ツタヤ』とのお話。

 

ある日、大学の教室でたまたま話しかけた相手は映画オタクだった。

『ツタヤ』は『僕』に見るべき映画を持ってくる。

その関係は永遠に続くものだと信じていた。

 

『ツタヤ』役には濱田岳くん。

 

・・・・・

 

なんと…

 

僕が…

 

世界で一番好きな俳優さんは…

 

・・・・・

 

・・・・・

 

岳くんではありませんーーー!

 

 

はい、茶番はこのぐらいで。

 

 

『僕』と『ツタヤ』の関係もいいね!

何がいいって二人ともウェイウェイしてないのがいい。

 

ほとんどの大学生ってウェイウェイしてるでしょ?

やれコンパでウェイウェイ、サークルでウェイウェイ、意識高い系でウェイウェイ、四六時中ウェイウェイ。

 

ウェイウェイ三昧!

 

 

この二人の関係はスゴく穏やかです。

 

同じ映画という趣味が、偶然二人を結びつけるっていう奇跡。

同じ教室にいて知り合いでも何でも無かったのに、「映画が好きなんだ?」っていう一言から始まった関係。

 

『僕』が見るべき映画を『ツタヤ』が持ってくる。

一つ見終わると次の映画を持ってくる。

時々忘れたりもするけれど、そうやって映画を通じて二人の関係は続いていく。

 

・・・・・

 

すっげー素敵じゃん!

 

 

しかし、『悪魔』は世界から映画を消してしまう。

 

『彼女』が務めていた映画館。

家に貼ってあった映画のポスター。

 

急いでツタヤのもとに駆けつける僕。

『ツタヤ』が働くレンタルビデオ店では映画のDVDが棚から飛び出し消滅し、古本屋に変わっていく。

そこにいた『ツタヤ』から「なにかお探しですか?」と声をかけられる『僕』…

 

・・・・・

 

・・・・・

 

ものごっそつれぇ!(涙)

 

 

世界から映画が消えたなら、親友との何気ない日常は無くなって、古本好きのお客さんとして見られるのでした…。

 

 

猫が消えたら、家族の温もりが消える…

猫にまつわるエピソードは『母』とのお話。

 

『僕』がまだ子供の頃拾ってきた捨て猫。

母はレタスの箱に入って捨てられていたその猫を『レタス』と名付けて可愛がり、家族のように大切に思っていた。

レタスが亡くなった後、悲しむ母を気遣って『父』は里親募集の張り紙から新しい猫『キャベツ』を連れてくる。

 

『僕』と『母』と『父』、三人の思い出は常に猫と一緒だった

 

『母』役には原田美枝子。

 

・・・・・

 

なんと…

 

僕が…

 

・・・・・

 

・・・・・

 

もういいっか。

 

 

まず、猫がかわいい!

ゴメンね猫好きが出ちゃって。

でもね、これは仕方ない。

 

レタスとキャベツ、二匹ともかわいい。

美人でも男前でもないけれど味のある顔をしてるの。

少し情けない、申し訳ないって顔。

 

こういう猫が好きっていう人、いっぱいいると思うんだよね。

普通の美男美女より愛着がわくっていうの。

何とかしてやりてぇーーーってなるんだね。

 

何はともあれ猫が好きっていうお話でしたー。

 

 

『母』はこの映画の中で唯一亡くなってるんだよね。

それだけに『僕』の中にある『母』の思い出はすごく強くて一番大切。

 

男の子特有かもしれないけど、男子ってお母さんにはなかなか素直になれないんだよね。

誕生日や母の日なんかにプレゼントするとかハードルが高い高い。

 

『僕』は『母』と最後の旅行をした時に、もっと色々してあげればよかったって後悔する。

もっと素直になっていればよかったって。

 

それでも『母』はそんな『僕』をずっと大事に思ってくれてた。

自分のことよりも『僕』を優先してくれていた。

 

『母』が『彼女』に託した最後の手紙。

そこには『僕』への想いがいっぱい書いてあった。

『僕』に対する感謝の気持ちとか。

『母』が知ってる『僕』の素敵なところとか。

 

『母』は『僕』に精一杯生きてほしいと思う。

その想いを目一杯つづった最後の手紙…

 

・・・・・

 

・・・・・

 

号泣やんけーーー!

 

 

例外はあるとは思うけれど、親子ってこうだよね。

器用に自分の気持を伝えられない子ども。

そんな子どもを無条件で愛し、自分の命にかえても子守ろうとする親。

不器用な関係だけれども、見えないところでちゃんと繋がっている。

 

だから、その思い出は大切なもの。

どんなことがあっても絶対に消してはいけない。

 

猫を消して命を一日のばす、『僕』はそれを断り家族との思い出を守りました。

 

 

「世界はかけがえのないものでできている」

 

『僕』はその事に気付いた時、自分が自分と会話をしていたことに気づきます。

そして、自分の運命を受け入れるのでした。

 

 

映画『世界から猫が消えたなら』まとめ

「世界はかけがえのないものでできている」

それに気付いた時、人は大切なものに囲まれて生きていたんだと実感できるのでしょう。

 

死を目の前に持ってこられて、やっと生を実感する。

これって皆そうなんだと思う。

普通に暮らしてて「俺、生きてるー!素晴らしい!」って気づかないっしょ?

だから、映画の中の『僕』が当たり前。

 

でも、そうやって考えさせられた時に、きちんと向き合って答えを出せるかどうかが大切で難しいんだろうなあって思った。

 

好きだった彼女との思い出や、大切や親友との絆、自分を大切に思ってくれる家族との温もり、それら全てを捨ててまで生き永らえようと思うかどうか。

 

そんな、答えを出すのがちょっと難しい問題を投げかけられるような映画でした。

 

 

ま、猫とあおいちゃんが可愛かったからいいか。

 

良しとしよう!

 

サンキューあおいちゃん!

 

では!

 

 

 

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